リフォームするならハウスメーカーと大工、どちらが良い？

一口にリフォーム業者といっても、大きく３つに分けることができます。
具体的には、

① 大手住宅メーカー系の工務店
② リフォーム・住宅の営業会社。自社職人はゼロの工務店
③ 職人さん（大工さん）が社長、以下従業員さんが皆職人さんの工務店

以上の３つになり、各々同じリフォーム業者でも、業態は全く違います。
それぞれの特徴をご説明していきます。

① 大手住宅メーカー系の工務店

まず一つ目の、大手住宅メーカー系の工務店についてです。
一度は見たことある「テレビCM」、「毎日のように入ってくる綺麗なチラシ」、「一見良心的な保証制度」など。
リフォームのこと知らない方にとっては、とにかく「大手だからとりあえず安心」の印象を持つ方も多いと思います。

しかし少し冷静になって考えて頂きたいのですが、大手住宅メーカー系の工務店に依頼をしたとしても、実際にリフォームを行うのは果たして誰が行うのでしょうか？
その大手企業に勤めている会社員でしょうか？
爽やかな営業マンでしょうか？
それとも自社内に腕利きの大工さんが在籍しているのでしょうか？

実情は、大手住宅メーカーにはほとんどの場合、自社内に職人さんはいません。
実際に施工するのは、「下請けの職人直営店の大工さんを始めとする職人さん達」です。

要は、大手住宅メーカーはただの窓口です。
施工金額の一部を使い下請け業者に発注して、結局工事をするのは「下請け業者」です。

では施工金額の残った分はどこへ行くのか？

答えは「広告費用・営業マンの人件費・企業利益」となります。

② リフォーム・住宅の営業会社。自社職人はゼロの工務店

続いて二つ目の、営業マンが多数在籍する利益追求型のリフォーム・住宅の営業会社についてです。

この形の業者さん達は、一つ目の「大手住宅メーカー系の工務店」と大きくは変わりありません。
付け加えると、「ぼったくりとして認識されている業者の多く」がこちらに当てはまります。

とにかく営業活動を積極的に行い、営業マンを使い捨て採用し、お客様から一円でも多く取る。
それがこの営業マンが多数在籍する利益追求型のリフォーム・住宅の営業会社の正体です。

そしてこの業態も、実際の工事を行うのは「職人直営店の職人さん達」です。
要は下請け業者さんと呼ばれる方たちです。

特に、営業マンの工事受注インセンティブに充てられる費用が非常に多いのが特色です。

とにかくお金を稼ぎたい人募集！のような求人をご覧になったことはないでしょうか？
あのような募集をかけているのがこの「営業マンが多数在籍する利益追求型のリフォーム・住宅の営業会社」の正体です。

③ 職人さん（大工さん）が社長、以下従業員さんが皆職人さんの業者

「本当に安心して、高技術で適正金額」で工事をしてくれるのが「職人さん（大工さん）が社長、以下従業員さんが皆職人さんの業者」なのです。

まず、技術力に関しては間違いありません。
そして、余計な広告費や営業マンの人件費が掛からない分、金額も安くなります。
工事中も会社の窓口が職人さん自身なので、急な要望にも対応できることが多いです。

まさしく、実際に施工する方に直接お話ができるのです。