名古屋のリフォーム事例

フルリフォームとは、設備の入替や建物の部分的なリフォームではなく、住まいを骨組みのみ残し、内装や設備を丸ごとリフォームする方法です。
また、住まいの骨組みのことを「スケルトン」と言います。

建物の壁・天井・床、そしてキッチンやトイレ、ユニットバスなどの設備機器もすべて取り払います。
フルリフォームのメリットとして、建物の骨組みのみを残した「スケルトン状態」から工事がスタートするため、既存の間取りに不満があれば自由に間取りを変更できる点です。
また、壁を取り払うので普段は壁の中にあり触ることのできない配管・配線も取り替えることができます。

構造上の制約にとらわれる事無く、自由にリフォームが可能になるのがフルリフォームです。

しかし、マンションの場合は、窓のサッシや玄関のドアなどのマンション共有部分とみなされる箇所は自由にリフォームできないので注意が必要です。

建物は新築で建てても20年くらい経ってくるとあちこちとガタが出てきますし、家族の成長や家族構成の変化と共に使い勝手が悪くなってくるものです。
新築は多大な費用がかかるので、「建物を新しくしたいけど、建て替えまでしなくても」という方にはフルリフォームがオススメです。

リフォームとリノベーション、よく耳にする言葉ですが両者の違いを具体的に説明できる方は少ないのではないでしょうか？
どちらも古くなった建物に手を加えることを指しているのですが、実はリフォームとリノベーションは明確な定義はされておらず、メディアやリフォーム会社・リノベーション会社が、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。

しかし、英語の意味から推察すると、リフォームとリノベーションの本質的な違いが見えてきます。

具体的に言うと、

リフォーム＝原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対処。
リノベーション＝機能、価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修。

となるのです。

つまり、建物に手を加える時の意図や目的が少し違うということになります。

「リフォーム」が経年などにより機能がマイナス状態になったものを、ゼロの状態に戻すための機能の回復という意味に対して、「リノベーション」はゼロの状態に戻すだけでなくプラスαで新たな機能や価値を向上させることを意味します。
プラスαの機能や価値には、既存よりデザイン性の高いものに変更したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。

内装リフォームには、壁紙・クロスの貼替えや床材・フローリングの張替え・天井張替え・簡易間仕切り設置など様々なものがあります。
また費用対効果も高く、大掛かりなリフォームをしなくても、窓廻りの装飾や壁紙を変えるだけでもお部屋の雰囲気はかなり変わります。

「汚れの目立つクロスを張り替えたい」、「フローリングを張り替えたい」という部分的なニーズが多いのですが、実は部分的なリフォームは注意が必要です。

建物はどこか一箇所だけが老朽化するのではなく、全体的に同時に並行して老朽化が進んでいくので、一箇所だけ綺麗にしても他の箇所と比べて色が浮いてしまう可能性があるのです。
古い箇所の汚れが目立ってしまい、新しい箇所との統一感も無いので結局他の部分も後からリフォームする、というケースも多いです。

また、場所によっては2回に分けてリフォームするよりも、一緒にリフォームする方が職人さんも同時に作業を進められるため割安になることもよくあります。
気になる箇所だけリフォームする場合と、周辺も一緒にリフォームする場合の両方の見積もりを取るなどして、しっかりと検討したうえでリフォーム範囲を決めましょう。

建物の中で水回りといえば、主にキッチン、浴室、洗面台、トイレの4箇所となります。
どの箇所も日常生活の中で使用頻度が高いため、汚れが溜まりやすく、湿気による傷みも発生しやすく、最もリフォームの対象になりやすい箇所です。

しかし注意しなければいけないのは、水回りに関する設備機器は種類が非常に多く、その中でもグレードによって価格の幅が大きいです。
どの設備のどのグレードを選ぶかによってリフォーム費用に大きく差が出るので、設備の価格、グレード毎の価格についてはしっかりと確認するようにしましょう。

例えば、トイレの場合は最新型のタンクレストイレを設置すると、空間が広く使えます。
しかし、トイレの近くに洗面所がない場合、トイレ内に固有で手洗い場を作らなければならないため、費用がかさんでしまいます。

また、ユニットバスのリフォームの場合、ユニットバス本体の他、設備の撤去・取付工事や電気工事、給水給湯や排水管工事費用も含んだ費用になります。

事前にリフォームの予算や範囲を決めておき、リフォーム業者に相談をしながら設備機器を選ぶようにしましょう。